北陸大学教職員組合ニュース 号外号(2000.6.27発行)

 

 

抗議! 抗議! 抗議!

法人理事会、団交拒否!

一時間以上待たせたあげく、団交拒否

執行委員だけに話すことができ、多くの組合員がいると困る内容とは何か

一般組合員の参加を理由に断固は拒否できません

 

昨日(6月26日)、法人の団体交渉担当者は、予定されていた団交を拒否しました。理由は、多くの組合員の出席する団交は、顧問弁護士の意見を聞いてから、というものです。弁護士の「知恵」なしには、団交の遂行の是非を判断できない、とは当事者能力なし、と言わざるを得ません。北陸大学は、「何よりも自発性、自主性豊かな」人間になることを目指しています(北陸大学入試パンフレット『 KANAZAWA 2000 HOKURIKU UNIVERSITY 』より)

前回と同様、多くの組合員が直接、経営側の声を聞きたいと今回も集まりました。なぜ、ボーナスがカットされるのか、その理由をじかに聞きたいという願いは切実です。

今まで、組合は、@経理(財務諸表)をきちんと開示して、初めて交渉が始まる。経理を知って、初めて実施可能な賞与の支払いを求める交渉に入れる、と主張してきました。そして、もしカットするならば、A役員報酬はどのように切りつめたのかを提示せよ、と要求してきました。

まともな経営者ならば、まず、全体予算の中で無駄遣いをなくし、更には、経営責任をとり、自らの報酬をカットし、それを全教職員の前に示すはずです。1996年6月20日、『時局と真相』は、「理事長が役員になるやいなや、出張手当を大幅にアップし」、「日当を3万円」にした、と書き、更に、理事長は「職員の平均給与の10倍の高給をもらっている」と記しました。これに対して、法人からの納得できる説明は今日までありません。

私たちは、今日まで、例えば『組合ニュース』で、実に 43 回にわたり、まともな経理の公開を主張してきました。経理の細目を開示できないのは、公開できない理由があるからです。「でたらめな経営」「私物化」を疑われないためにも、即刻、詳細な財務諸表を開示して団交に臨むべきです。

集まった組合員も声を大にしてこれを望んでいます。