北陸大学教職員組合ニュース169(2001.3.23)

 

定期総会で新三役、執行委員が決まる

 

 3月12日に2000年度の定期総会が多数の組合員の参加のもとで開催されました。議長として法学部の小南浩一氏、書記として外国語学部の佐々木昌子氏が選出されて議事がすすめられました。

 まず、岡野書記長から活動報告があり、3月1日に行われた団交において平成12年度給与改定については平均1.5%のアップで妥結し、3月5付で確認書が交わされたこと、除雪体制――特に薬学キャンパス――の状況について見直しを求めたこと、入試手当ての明細表示などを法人側に求めたことの報告がありました。給与改定については、法人側は昨年11月に行った人事考課の結果を事務職員の給与改定に反映させたいとしているが、人事考課の方法については組合と法人とが現在協議中であり、両者の合意による人事考課の方法が確立していない現段階では法人の意向に同意するわけにはいかない旨の説明がありました。

 また、初谷教授の裁判支援カンパについては組合員から561000円が集まったことが感謝のことばとともに紹介されました。

つぎに会計をつとめる大木執行委員から平成11年10月1日から平成12年9月30日までの決算報告があり、了承されました。

つぎに初谷教授からの、組合員の支援に対する感謝のメッセージが読み上げられ、学生のためにも組合はがんばってほしいという激励のことばが紹介されました。そして田村執行委員長から法学部の状況もふくめて初谷教授関連事項に関して説明がありました。 

その後、新執行員の選出に移り、以下の方々が100%の信任を得て新しい執行部を運営していくことになりました。敬称は略させていただきます。

執行委員長 島崎利夫(法学部)

副執行委員長 紺谷 仁(薬学部)、 吉田和弘(事務局)、 柿木英輔(事務局)

書記長 岡野浩史(外国語学部)

会計  大木一弘(薬学部)

執行委員 薬学部   池田ゆかり、落合俊朗、栗田城治、松原京子

     外国語学部 潮 昭太、中崎温子

法学部   小南浩一、田村光彰

事務局   尾崎 徹

会計監査 澤西啓之(薬学部)

 最後に島崎新執行委員長より力強い決意表明がされて総会を閉じました。

  

島崎新執行委員長からは組合ニュースに一文をお寄せいただきましたので掲載いたします。

 

 

ごあいさつ

                          北陸大学教職員組合執行委員長

                                  島崎 利夫

 

 今から10年前の平成3年度は学内の諸規定が大幅に変更された年でした。現在の北陸大学就業規則も、平成4年4月に施行されたものが基本となっています。この就業規則が施行される直前の説明会(平成4年2月28日開催)で、ある教員が「この規則は一般の会社のもののようで、大学の就業規則らしくないと思うが・・・」と質問し、それに対し、当時の学長(久野栄進氏)は「大学は公的性格を持つから運用上補間して行きたい」と答えている程です。その後の大学の管理運営に対抗する形で、平成7年7月に、私達の教職員組合が結成されました。組合でも、度々、就業規則の改正を話題として来ましたが、当面の問題の対応に追われ、改正に向けての本格的な交渉はできませんでした。

 私は来年3月で定年退職を致します。本来ならば、このような者が組合委員長を引き受けてはいけないのでしょうが、私には北陸大学の正常化ためには就業規則の改正は不可欠であるという思いが常にあり、このことについて少しでもお役に立てればと思い、委員長の大役をお受けすることにしました。この一年間でどれだけのことができるかわかりませんが、粘り強く交渉を重ね、改正へ向けて少しでも前進させて、若い有能な後任の委員長にバトンを渡したいと思っています。どうか皆様のご協力をお願い致します。

北陸大学教職員組合は新しい組合員を募集しています。組合員になりたい、あるいは、組合について話をききたいという方は、執行委員まで御連絡ください。

 

 

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     組合無視をするな!

 

 教職員組合と法人は、2000(平成12)年度の給与に関し、31日(木)の団交で大筋の合意に達しました。これを受けて、組合と法人は双方の代表者間で2日(金)に最終文言の調整をしましたが、まとまらず、再度5日(月)に協議し、下定の「確認書」の文面で一致し、両者は著名をしました。

 しかし、6日に法人が配布した「職員各位 平成12年度給与改定について(お知らせ)」と題する文書には、第一に、<組合との合意>については一言も触れられていません。あたかも法人のみが決定したかのような内容です。第二に、「確認書」に書かれている組合側の主張は一切述べられていません。どういう経緯で給与改定に至ったのか、少なくともその一端だけでも触れるべきだと考えます。組合は、一般職員への人事考課を給与に反映させることに反対をしています。事実は正確に伝えなければなりません。「確認書」と法人配布の「お知らせ」を比較してみてください。

                 確 認 書

 学校法人北陸大学(以下、「法人」という。)と北陸大学教職員組合(以下、「組合」という。)は,平成12年度給与改訂に関し、下記のとおり確認する。

1. 平成12年度給与改訂

 @ 給与は、本俸ペースで平均1.50%増とする。

 A 一般職員の本俸決定について,組合は「職能給改訂に人事考課を反映させない」ことを主   張するが、法人は「職能給改訂に人事考課を反映させる」ことを主張し、職能給改訂に人事考課を反映させたうえで給与改訂を実施する。

2. 実施について

 @ 給与改訂は平成134月度給与から実施し、平成1241日に遡って適用する。

 A 改訂後の給与と平成124月から平成133月までの給与及び平成12年度賞与との差額も平成13330日に支給する。

 平成1335

                       学校法人北陸大学

                        労務担当理事  松村幸男 校印

                       北陸大学教職員組合

                        執行委員長  田村光彰 組合印

 

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           平成1335

職 員 各 位

 

                            管理本部長 浜辺吉樹

 

 

        平成12年度給与改訂について(お知らせ)

     標記の件につきまして、下記のとおりお知らせいたします.

                    記

1.平成12年度給与改訂

  @ 給与は、本俸べ一スで平均150%増とする.

  A 教育職員の職能給は、54歳以下2号俸、55歳以上1号俸の改訂とする.

  B 一般職員の聯能給の改訂は、人事考課による.

 2.実施について

  @ 給与改訂は平成134月度給与から実施し、平成1241日に遡って

    適用する.

  A 改訂後の給与と平成124月から平成133月までの給与及び平成12

    年度賞与との差額は、平成13330日に銀行振込により支給する.

 

 なお、平成12年度賞与については、既に支給したものと今回の差額支給により確定

しましたので、併せてお知らせいたします.

以上