北陸大学教職員組合ニュース第40号(1996.12.13発行)

 

 第19回団交

  組合側 要求貫徹へあと一歩

        法人側 給与交渉途中で打ち切る

 組合側は、前日の総会の皆様の信任を受けて、第19回団交(12月5日)を新たな決意で行いました。しかし、法人は組合要求に対し全く譲らず、実質的な交渉はできませんでした。話し合いも法人側が打ち切ってしまいました。

 

 法人は「組合が財務諸表をたてに譲らないので、交渉は平行線である」と不満を述べた。組合は「本来なら経理を公開して交渉すべきなのに、それができない事情が法人にあり、そのことが交渉の障害になっている。無責任である」と反論した。

 本学法人の役員報酬が、我々教職員の賃金レベルに比較して異常に高いのではないかと組合側が指摘したのに対し、法人側は「(組合は)役員給与を知らないのに、単なる噂でしかないことの質問には答えられない」とした。

 冬期賞与の人事考課に関し、法人は「本学の給与規定では、賞与は人事考課のうえ支給することになっているので、規定に従って人事考課を行う」と主張したのに対し、組合は「交渉継続中であることを無視して行うのは非常識である。大体、労働組合法では、人事考課は労働協約締結が必要であり、法人が断行すれば違法行為になる」と指摘した。法人は「この場で返事ができないので、受けたまわっておく」として、交渉を打ち切った。

 依然として前途多難ですが、組合の要求に法人は、経理を公開して話し合いに応じるか、でなければ8%を受け入れるかしかありません。法人側の意志決定のあり方がはっきり見えてきたように思います。今後、その点を徹底的に追及してゆきたいと考えています

 

ある理事さんの大きな勘違い!!

 団交の席上 With Plus (No.2) の給与交渉の記事で、組合側要求を執行委員会要求という表現を使用し、あたかも執行委員会が一般組合員と異なる意見の持ち主であるかのように印象づけ、組合分断を狙っていることに対し、抗議と訂正を申し入れたところ、ある理事が「法人にも言い分がある。組合ニュースには、法人側の主張を曲げている部分がある。これに対抗して抗議する」とWith Plus 正当化する意見を述べた。

       つまり、組合攻撃をWith Plus でやっているわけ?

* 組合ニュースは、組合内のいわば私的な情報紙である。発行は組合費でまかなわれ、  労力は組合員のボランティアである。

With Plus は、全職員に対する公報紙である。発行は学生の授業料でまかなわれ、 正規の職員が業務で行っている。

           (高級な紙を使用しているという声もある)

 これでは、法人は大学を私物化しているといわれても仕方がないのではないか?

 

 

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★   吉田氏が学内LANを構築する?       

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   法人は、吉田氏の現在の配置に関し「ホストコンピュ−タ−のソフトを

   開発し、学内LANを構築し、各高校における進学指導の動向を調査し、 

  ---- することが同室の業務内容である」(地労委法人側答弁書より)と 

  しているが、「学内LAN構築の指示が吉田氏に為されたのか」との組合 

  質問に、先ず吉田氏が「指示はありませんでした」と答えた。法人代表者

  の返答はなかったが、入試課長が「入試課内のコンピュ−タ−の整備です」

のような答弁をした。                        

     法人はなぜすぐにばれるようなウソを答弁書に書くのだろうか?  

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