北陸大学教職員組合ニュース第44号(1997.1.21発行)

 

    給与交渉 いよいよ大詰め

 

      新たな提案があるのか? 法人苦悩し、団交打ち切る

 1月14日、第22回団交が年明け初めて行われました。民間では来年度の給与交渉(春闘)に入っているにもかかわらず、本学では未だに今年度の交渉を行っていることは異常であり、法人側の決断が待たれます。組合は昨年暮れのボーナス一律3.5ヶ月を勝ち取り、何とか皆様の要望に答えることができましたが、本筋の給与アップについては、経理を公開できず算定根拠が示せない法人側は、我々に納得できる説明ができないまま、アップ率3.8%で交渉を繰り返しています。私達は無理な要求を行っているわけでなく、学校法人なら当然の情報公開と誠意ある交渉を求めています。

 前理事長に対する退職時の諸手当、いわゆる退職金が“3億円”であることについて、法人側は“事実無根”(某雑誌記事に対する回答)と否定していたが、今回“3億円”として認めました。そして更に前理事長(現在理事である)には大学から多額の年金が月々支払われていることも言明しました。また、学長を含め現役員の報酬が異常に高額であると言う組合の指摘については、理事会へ報告したいと述べました。

 これらのことを踏まえ、組合側は「我々からすれば、社会通念としても非常識であると思えるような高額な退職金や役員報酬を支払い、その結果、補助金までカットされている状況が一方にあることを考えれば、何の説明もない3.8%は納得できない」と主張した。法人側は、組合の鋭い追及に答弁に行き詰まり「基本的には3.8%でお願いしたいが、今組合から指摘されたような事情についてこれまで検討していなかった。今日は結論が出せないので、団交を打ち切る」とした。組合側は「中川理事、西谷理事、松村理事、高倉理事の4人も出席していながら、質問に満足に答えられない状況は団交を軽視している。北元理事長の出席を求める」と強くアピールした。中川理事は「理事長は金沢にいない」として要求に応えなかった。

 怪文書、尾行監視、盗聴器問題について、組合は法人に強く抗議をした。法人は「関与も関知もしていない」と否定した。しかし、その場は異様な雰囲気であった。法人側は、ほとんど黙り込んで、盗聴器の問題にしても、知らなければ初耳であるはずなのに全く驚きもせず、あらぬ嫌疑を掛けられたにもかかわらず、積極的に反論しない。盗聴器発見の経緯の説明や、どんな形態なのか実物を見せろとも言わなかった。(皆様に傍聴していただきたかった)

 これに関し、1月16日、西谷理事が執行委員長を訪ね、「盗聴器の件は調査をしたいから外部への対応は今週中は待ってくれ」と依頼した。委員長は「我々も来週はじめに弁護士と相談する必要があり、学外へは漏らさない」と約束した。法人側の調査結果は未だない。

 

新年明けまして

おめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

北陸大学教職員組合は

待遇や環境改善ばかりでなく

真実を求めて闘っています。

 

1997年1月  

執行委員会委員一同