北陸大学教職員組合ニュース第87号(1997.8.27発行)

 

 

あなたはどうして

 

「私達と話し合いができないのですか」

 

北元喜朗理事長へ公開質問書提出

 

 組合結成以来2年以上が過ぎ、団体交渉も34回目にもなりますが、法人の責任者である北元喜朗理事長は、未だに一度も交渉の場には出席せず、組合との話し合いには応ぜず、質問にもまともに答えたことがありません。どうしてでしょうか?

 そこで、その理由を質すために右の質問書を提出しました。

 

 事務職員には滔々と演説し、少数の教員には長々と持論を披露される北元理事長が、何故、教職員組合とは話し合いも出来ないのでしょうか。真面目に大学の将来を危惧し、大学をよくしようとしている大多数の教員や職員の集団が、恐くて出てこれないのかもしれません。これらの教職員らに自信をもって説明できないことでもやっているからなのでしょうか。それとも、組合などけしからん、と故意に無視しているのかもしれません。でも、それで済むものではない筈です。

 それでも、団交や話し合いに出ている理事に交渉の権限を与えて、理事長がいなくとも、その場である程度の結論などが得られるのならよいが、実際は、出席理事には殆ど権限はないようです。団交拒否は不当労働行為になるから、仕方なく法人側は交渉等に応じていると思われることが屡々で、不誠実そのものです。本学の規程には、至る所に「理事長が決める」の文言があり、実際にも理事長一任がやたらと多いことは皆さんもご承知のとおりです。さらに、理事長父子と他の理事達との関係や理事会の体質についても、気がついている方が多いと思います。

 そればかりでなく、理事長はその側近と共に、異常なまでに組合を敵視し、権力と金力を利用して、人事をはじめとしたいろいろな「嫌がらせ」に終始していると言っても過言ではないようです。いわれなき教員人事の遅滞と恣意的差別、事務職員に対する不明朗な異動や処遇、さらに人事考課、組合に対する執拗な監視と嫌がらせなど、数え上げればきりがありません。組合をこのように扱う経営者が今時ほかにいるでしょうか。

 このような、陰でこそこそと嫌がらせなどしていないで、理事長は堂々と私達の前に出てきて、北陸大学の現状を充分に把握し、大学の正常化に向けて努力すべきなのです。それができないような人は、理事長どころか理事の資格も資質もないと思います。

 

「北元喜朗氏、あなたは理事長として、また、自分のやっていることに、自信があるのなら、教職員組合との団体交渉に出てきなさい。私達は、あなたと話し合うことを心から歓迎します。」と声を大にして呼びかけましょう。そして、大学をよくしましょう。

 

 

 

 

 

 

学校法人北陸大学 平成9年8月21日

理事長 北元喜朗 殿 北陸大学教職員組合

執行委員長 土屋 隆

 

北元理事長の団体交渉出席についての公開質問書

 

北陸大学教職員組合は結成以来一貫して、団体交渉に法人の責任者で唯一の代表権を持つ理事長の出席を要請してきましたが、これまでに30回を超える団交が行われたにもかかわらず、北元喜朗氏あなたはいまだに一度も出席していません。

 あなたが出席しない理由として、団交出席理事達は、「我々は権限を与えられているので、理事長の出席は不要である」または「理事会は合議制で理事長だけでは決められないので、出ていてもその場で回答は出来ないことは同じである」などと説明しています。しかし私たちは、理事長と他の理事達との関係や理事会の体質を熟知しているのです。文部省からも「理事会の構成に問題があり適正に機能していない」と指摘されているし、本学の規程には至る所に理事長が決めるとあり、実際に理事長一任がやたらと多いことを。

現実はどうでしょうか。遺憾ながら、団交に出席している理事に十分な権限や決定権が与えられているとは所詮考えられないような事態に、組合は何度も遭遇しました。その場で当然答えられるはずのことに対しても、「今は返事はできないので、持ち帰って」などの回答ばかりで、席上で法人側が明確な決定をしたことはほとんどありません。最初の説明や提案はありますが、あとはいわゆる「子供の使い」と同じで、進展しないのです。話を進めても返事が返ってこないので、交渉にはならないからです。 理事長は法人の代表決定権者です。その理事長が出席していれば、より多くの問題がより早<解決され、大学の運営にも利するところが多くなるはずです。代表権を持つ責任者が団交に出席しないために、山積する懸案事項の解決が遅々として進まず、現在の北陸大学全体の運営にいかに悪影響を及ぼしているかは多言を要しません。

あなたが団交に出席しなければならない重要な理由はさらにあります。過日の団交席上での組合からの「現在の法人と組合との関係」についての問いに対して、法人側は、「正常な関係ではない」とし、理事長もそう認識していると答えました。また、経理を公開しない理由も「組合との間に信頼関係がないから」と回答しています。つまり、法人と組合との関係は正常ではないし、両者間には信頼関係は存在しないと認識して、事態が深刻な状況にあることを承知しているのです。その認識がありながら、その状況を打開するために、なぜ法人の代表責任者として組合との関係改善に取り組み、信頼関係を築きあげる努力をしないのですか。遺憾ながら、あなたの態度は無責任の謗りを免れません。

北陸大学の現状に思いを致すならば、あなたが団交に出て努力することは責任ある経営者としての最低限の義務です。それすら放棄するようでは、理事長ばかりでなく理事の名 をすら名乗る資格はないと思います。北元理事長あなたは組合との団体交渉に出席し、誠意をもって組合と話し合い、大学の現状の改善に努力すべきです。

あなたは,なぜ,教職員組合との団体交渉に出席し話し合いができないのですか。

なお、この質問に対する回答は文書で8月末日までにお顧いします。    以上

 

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