北陸大学教職員組合ニュース第96号(1997.10.2発行)

 

 マスコミ各社一斉に報道

 

  文部省が再び行政指導

 

      組合は「声明」を発表する

 

 

声 明

  学校法人北陸大学理事会が文部省より再び行政指導を受けたとの事実に接し、教職員組合は驚きと遺憾の念を禁じ得ない。短期間に2度も行政指導を受けることは異例のことであり、北陸大学の存立にかかわる重大問題である。

  組合は本学理事会に対し、前回の行政指導後に理事会がとった改善措置を含めて一連の行政指導の内容と、それらに対する責任の所在を明らかにすることを要求する。また、法人理事会がこの行政指導を真摯に受けとめ、遵守することを強く要求する。

 

  平成9年10月1日             北陸大学教職員組合

 

 9月26日頃からTV放送、新聞は、文部省が本学理事会に対して今年3月に続いて、再び行政指導を行った旨を一斉に報道しました。行政に詳しい先生の話によると、異例の多項目にわたる厳しい指導であった前回に引き続いて短期間に再び指導が繰り返えされたことも、これまた非常に異例のことであり、常識では考えられないとのことです。前回の指導に従わなかった本学理事会の不誠実な態度が浮かび上がってきます。しかも、以前の「With」(7月18日)に書いていたように、「行政指導に従わなくても、罰則はありません」などとして、平然としていた北元喜朗理事長をはじめ、本学理事らの社会感覚は異常であると言わざるをえません。

 組合はこれまで、団交の席上であるいは質問・要求書などで、財務諸表の開示をはじめ、虚偽報告などの行政指導の内容を明らかにし、指導を遵守するよう法人側に強く求めてきましたが、すべてを無視され続けたことに非常な怒りを覚えています。先日の大会でも圧倒的多数でスト権が確立されるなど組合員の意識も高まりつつあります。再び行われた文部省の行政指導が我々の主張や要求が正当であったことを裏付けています。今後、法人理事会が行政指導にどのように対処し、改善を進めるのかを厳しく見つめ、組合設立の趣旨に沿って、積極的に行動しようではありませんか。

 

以下新聞記事の掲載(コピー)

 

北国新聞(夕刊)

9月27日(土)

 

読売新聞(朝刊)

9月28日(日)

 

北陸中日新聞(朝刊)

9月30日(火)