北陸大学教職員組合ニュース第119号(1998.6.24発行)

組合大会開催される

ベースアップは、5.5 %以上 獲得を目指す!

 本年度の給与交渉の組合側の基本方針となるベースアップの要求額などについて組合員の意見集約をはかるため、6月18日夕刻より教職員組合大会が行われた。

 本年度給与交渉については、法人側は既にベースアップ平均 2.7 %、賞与年間 6.0ヶ月を提案しており、組合側からの実質的な要求額が必要であった。今回は、事前に組合員の現在の給与の実態調査と待遇に関する意見を聞いた上で大会開催となったのである。

 大会では、資料として最近法人が発行した「With Plus」(5月29日号)の給与データ、あるいは組合員の実態調査に基づくデータとの比較一覧表が提出された。他調査の給与と本学のそれとの格差を見てみると、以下のような表になる。

 

 

教員平均

私学振興共済事業団
(100%)

労務行政研究所
(100%)

本学:法人提出
(100%)

本学:法人提出

92.5%

94.5 %

本学:実態調査

89.4%

91.3 %

96.2 %

格 差

-7.5 %

-10.6 %

-5.5 %

-8.7 %

-3.8 %

  

事務職員

私学振興共済事業団
(100%)

労務行政研究所
(100%)

本学:法人提出
(100%)

本学:法人提出

95.5 %

本学:実態調査

79.3 %

85.2 %

格 差

-4.5 %

-20.7 %

-14.8 %

(私学振興共済事業団、労務行政研究所のデータは、「With Plus」記載のもの)

 

 これを踏まえて種々意見交換した後、多数決を採ったところ、法人データを根拠とした7.5 %アップと5.5 %アップに要求が集中したので、執行部はこの要求ラインで交渉にあたることで了承された。

 また、賞与では他大学が96年度実績でも、年間平均 6.357ヶ月+ 一律金164,300円

(組合調査)であり、本学の昨年度の交渉実績も6.0ヶ月+一律金100,000円であるので、これを下回らない額で交渉することとした。なお、夏季賞与は6月中の支給を要求し、額などで合意に達しなければ、“仮り払い”で実施するよう求めてゆくとした。

 その他、待遇に関しては賃金格差の大きい職種・職階の重点是正や、扶養家族手当や持ち家住宅手当など各種手当についても前向きに取り組むよう組合員からの要求があった。

 最近の諸情勢については、岡野書記長から先日の地労委での名誉教授称号授与拒否に関する法人側高倉理事の証言について報告があり、林執行委員から学長・学部長選任に関する本年3月以降の学内外の動きについて説明があった。

 

[メ モ] 組合大会:平成10年6月18日(木) 18:30〜21:00

薬学キャンパス202PN(第2薬学棟)

議長(三国執行委員)、書記(柳本氏、中崎氏)

 

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      給与の実態調査に御協力ありがとうございました!

 

 先日の組合大会ならびに今後の団交などの資料とするため、組合員の皆様の給与の実態調査を行いました。多数の方々から給与の明細と御意見をいただきました。大変ありがとうございました。

  実態調査の内容は、大会で配布しました各種データとともに集計した資料に記載されています。その資料の入手を希望される方は、執行委員までお申しつけください。

 

 

教職員組合設立3周年記念

          祝賀パーティーのお知らせ

           と き:平成10年7月17日(金)19:00〜

           ところ:白鳥路ホテル (金沢地方裁判所横)

           かいひ:2.000円

 

           組合員の皆様の全員のご出席をお願いします。

           ◎ 未加入の皆様も、この機会にぜひ!ご来場ください。