北陸大学の正常化を目指す教職員有志の会会報第1号(1997.6.18発行)

教職員の皆様へ

有志の会スタート

 

現状打開に教職員の意識高まる

 

 皆様のご賛同をもって、「北陸大学の正常化を目指す教職員有志の会」(仮略称:有志の会)が発足いたしました。世話人一同は、北陸大学全教職員、全ての大学関係者に対し、有志の会の発会を報告をかねて、ご理解をえる準備を進めています。教職員の皆様には、有志の会結成の呼びかけ文、並びに発起人代表の法学部教授中山研一先生の「発起人の代表として」の言葉から、会の趣旨を十分読みとっていただいたと思っています。ご署名をいただいた皆様には心から感謝しています。学園の正常化を考え行動する会でありますから、堂々と自分を表現なされれば宜しいかと思いますが、中には、表明することで差別を受ける恐れがある方がおられます。よって、皆様のお名前を不注意には公表いたしません。有志の会の運動は、例えば正常化を考える「シンポジウム」を開くなど、常にオープンな雰囲気で進めてゆき、一人でも多くの教職員のご意見と共感が得られるよう図るつもりであります。皆様の期待にそえるよう鋭意努力したいと思います。よろしくご支援お願いいたします。

 

                 北陸大学の正常化を目指す教職員有志の会

                  世話人一同

 

中山代表 中川理事らと会談

 発起人代表の中山研一先生は、有志の会発足に先立ち、6月4日午後、法人の中川理事(杉谷同席)と会談を行った。内容は、会を作ることの報告が主であったが、大学の正常化は、本学にとって緊急かつ重要な課題であり、法人も前向きに取り組まれるよう要請した。これに対し法人側は、主旨は理解できるが、教学サイドの改革は全学教授会に委ねており、そちらに期待しているとした。中山先生は、この会は、全学教授会を無視するものでなく、いわばNGO的存在であり、ひろく教職員の意思を反映させて正常化に取り組むことを強調された。

また、6月11日にも会談し、解決すべき当面の問題等を挙げ、正常化への具体策について質問し、法人の積極的取り組みを促された。