(注:この記事は、法学部の一女子学生が多数の教員に直接手渡したビラ(手書きによるもの)を入力したもので、書式は実際のものと異なります。また、実物には、発行者である女子学生の学籍番号および名前が書かれてありますが、ここでは伏字にしてあります)
 

理事長の「独断専行」の責任は重大
――― 理事長の退陣をもとめる

 
現在、北陸大学で起っている問題(下記)は、理事長が大学を私物化し独断専行を貫くという体質に原因があります。しかし、理事長はその誤りと責任を認めず、居座り続けています。理事長が、これからも独断専行を続けるならば、学生・父母・教職員にとって被害重大は明らかです。
 
1、経理問題
 文部省の行政指導に従い、未公開年度の平成7年度から9年度の経理公開を理事会側に求めます。前理事長への退職金3億円の一部返還も求めます。私達の納めた学納金を学生のための民主的要求を実現するために大切に使って欲しいのです。

2、学生の人権問題
 北陸大学には表現の自由がありません。つまり、学生の人権が確立していないのです。そのことを象徴的に示しているのが学生監禁事件です。この事件は、自分達の教育環境を良くしていこうとビラをまいた学生が7時間半監禁された事件です。この事件に理事長自らが関与して学生を脅しつけています。これは絶対にあってはならない重大な人権侵害問題です。

3、理事会と教職員との協動関係問題
理事会は教員の声を聞かないため、理事会と教員との意思疎通が円滑ではありません。理事長をはじめとする理事会は大学運営を独断的に処理しています。
 

本来、大学というのは、経営側(一般職員を含む)・教育職員・学生(父母を含む)の三位一体で構成されるべきものであり、私達学生の民主的要求をくみあげていく場を作っていくためにも、理事長の独断専行の体質を変えていく必要があります。
北陸大学の民主化・正常化を求める声が大学内で高まりつつあるなかで、もはや理事長のとるべき道は退陣以外にありません。
 

北元理事長の独断専行に反対する共同の行動を広げ、北元理事長退陣を要求しましょう。
 
発行者
法学部・法律学科
(学籍番号●●●●)(氏名●●●●)
 
1998・4・21