(平成11年3月12日 北陸中日新聞 第2社会面)

候補に吉藤、桜田両氏 北陸大各学部長選
19日、理事会で決定


学長、学部長の地位をめぐる民事訴訟で、5日に金沢地裁で判決が言い渡された北陸大(金沢市)の学部長選挙が11日までに行われ、薬学部長・吉藤茂行教授、外国語学部長・桜田芳樹教授を候補として選出した。両候補とも、この訴訟の原告で、その母体となった教授らの「北陸大学の正常化を目指す有志の会」メンバー。
山本郁男・薬学部長と高田維有・外国語学部長の任期満了(3月31日)に伴う選挙が10日あり、各学部の講師、助教授、教授が投票した。19日に予定している理事会で過半数の信任があれば、新学部長として就任する。
新規程では、過半数を超えた候補を理事会に報告、この候補について理事会でさらに投票し、過半数を得た候補が就任する手順になっており、両者の就任が認められるかどうかは、理事会の最終決定にゆだねられる。
11月の新規程施行に伴う初の学部長選挙。吉藤氏は53票中36票、桜田氏は41票中27票を獲得した。

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