(平成12年1月30日 北國新聞朝刊)

北陸大理事会と教組和解


北陸大理事会が元教授2氏に名誉教授の称号を与えなかったのは不当労働行為であるとして、同大教職員組合が石川県地方労働委員会に救済申し立てを行っていた問題で、双方は29日までに、和解協定を結んだ。組合は「名誉教授の称号の授与は、理事会に諮り理事長が決定することを確認する」とし、大学は「元教授2氏に対し、名誉教授の称号を授与する」としている。
組合によると、平成9年3月末で北陸大薬学部を退職した元教授2氏は、同大名誉教授になるために必要な在職年数などを定めた基準を満たしていた。組合は「称号が与えられなかったのは2氏が組合員であったこと以外に考えられない」とし、同7月に県地労委に救済を申し立てた。

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