(平成13年1月26日 北國新聞夕刊)



北陸大理事長棄却を求める  前法学部長慰謝料訴訟


 北陸大の北元喜朗理事長から日本刀を突き付けられ、大学を辞めるよう脅されたとして、同大前法学部長の初谷良彦氏が北元理事長を相手に慰謝料200万円を求めた訴訟の第1回口頭弁論は26日、金沢地裁(渡辺修明裁判官)であった。理事長側は「日本刀をのど元に突き付けた事実はない」などとして請求棄却を求めた。
 北元理事長は答弁書で、初谷氏が既に提出していたことを挙げ、「理事長室で面談したのは初谷氏の退職後(後任の)学部長選出について協議するためだった」と反論した。その上で、同氏が事実無根の内容を広め、大学側に甚大な損害を与えたとして、ことし3月にも反訴する構えを示した。 
 

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