(平成13年5月27日 読売新聞朝刊)


新たに寮生9人のO157感染判明 金沢の私立大


 金沢市内の私立大学の学生寮の男子学生2人が、病原性大腸菌O157に感染した問題で、さらに入寮生9人が感染していたことが26日までの同市保健所調べで分かった。9人とも通院して治療を受けており、8人は下痢などの症状を訴えているという。このほか菌は検出されていないが、下痢や腹痛などを訴えて入院している寮関係者も4人増えて9人になった。
 一方、学生寮の食事70品の検査では、菌が検出されなかったことから、同保健所は「食事が原因の可能性は低い」とした。しかし、今後感染者が増える恐れもあると見て、大学に相談窓口の設置や寮内のトイレの消毒や手洗いの徹底を再度指示した。


 
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