(平成13年6月1日 北國新聞朝刊)


新たに4人が感染 金沢の学生寮 O157、計15人に


 北陸大の学生寮に住む学生が病原性大腸菌O157に感染した問題で、新たに同じ寮に住む学生4人からO157とベロ毒素が31日までにの金沢市保健所の検査で確認された。
 これにより感染者は男性7人、女性8人の計15人となった。
 同市保健所は、すでに寮に住む学生ら252人の検査を終えており、寮内でさらに患者が増える恐れはないとみている。これまでの検査では感染経路は特定できなかった。
 新たに感染が分かったのは男性3人、女性1人。このうち男性1人だけが腹痛を訴えており、他の3人に症状は出ていないという。
 同市保健所は2次感染を防ぐため、学生寮に対し便所、洗面所の消毒、手洗いの徹底などを指示している。大学側には健康相談室を設けるよう求めた。



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