(平成13年6月1日 北陸中日新聞朝刊)


新たに4人 O157に感染 金沢の学生寮


 金沢市の北陸大学生寮で大学生が病原性大腸菌O157に感染した問題で、新たに学生4人が感染していたことが31日、金沢市保健所の調べで分かった。感染者は男性7人、女性8人の計15人となった。
 新たな感染者は男女2人ずつ。男性1人だけが下痢を訴えたが、症状は軽いという。
 同保健所では、5月22日に学生2人からO157が検出されて以降、入寮学生や職員ら感染の恐れがある計252人を対象に検査していた。31日現在も1人が入院中だが、快方に向かっているという。
 これまで保健所では、7日から16日までの食材などを検査したが、感染源や経路については分かっていない。同大学生寮の食堂は23日以降、給食を自粛している。


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