(平成9年3月29日 毎日新聞)

 

和解交渉は決裂

理事会と一部教授側

5月30日に弁論再開

 

北陸大学(金沢市太陽が丘、北元喜朗理事長)の教授の一部が学校法人を相手取り、理事会の学長選任決議の無効などを訴えた訴訟の和解交渉が28日、金沢地裁であり、和解は決裂。5月30日に弁論が再開されることが決まった。

理事会側は新学長に衛藤瀋吉・元亜細亜大学長を選任した昨年8月の決議を、訴訟開始直前の今年2月末に撤回。裁判所が和解を勧告し、交渉が続けられていた。教授側の弁護士によると、教授側は新学長の選任に教授会の意見を反映させる条件で和解を求めたが、理事会側が応じなかったという。