(平成10年9月26日 北國新聞朝刊 第2社会面)

次回、最終準備書面陳述し結審へ
北陸大地位訴訟


北陸大の教授24人が、同大の佐々木吉男学長と3学部長が教授会などの意向を無視して選任されたとして、同大を相手に4氏の地位不存在の確認を求めた訴訟の口頭弁論が25日、金沢地裁で開かれた。大学側、教授側の双方が12月15日の次回弁論で最終準備書面を陳述し、結審する見通しである。
この日の弁論で、大学側は「過去1年余にわたる審理の過程において当事者の主張は言い尽くされており、早期終結を望む」とする上申書を提出した。これに対し、教授側は「重要な争点は、証拠調べに基づく事実認定をしなければ判断できない。学長・学部長選任手続きの変遷理由などは全く不明である」などと反論し、理事長の尋問が必要とした。

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