設立趣意書

北陸大学で働く教職員のみなさん、今回私達は、教職員の経済的、社会的地位向上を計るとともに、大学の自治と学問・思想の自由を確立し、本大学の教育・研究の発展、振興を通じて社会に寄与することを目的として、北陸大学教職員組合を結成することにいたしました。
 現在の北陸大学では、私達の基本的人権の擁護及び勤務条件の改善と生活向上、教育・研究の充実並びにその条件の改善、大学運営の民主化、教職員の福利厚生など、その真の確立が急務となっています。それらの確立なくしては、真の教育・研究はもちろん、現在社会的課題の一つとなっている大学改革もなし得ません。しかし、これらの問題に立ち向かうには、私達個人個人の力だけでは困難であります。教職員が団結して、はじめて経営者と対等に話し合うことが出来るのであり、諸要求の実現が可能になるのです。憲法28条には、労働者の団結権と団体交渉権が認められ、これを具体化した労働組合法では、私達働く者が組合を結成し、その組合員となり、対等な立場で経営者と交渉する権利が保障され、その行動が守られています。
 今の北陸大学では教職員が学内民主化のために組合に結集することは、学問の府とての大学を築き上げていく上でも重要かつ緊急を要する事態であります。
 真に開かれた大学、社会に誇れる大学をめざし、発展するために、私どもの趣旨に賛同され、組合に積極的に参加されるよう切に希望するものであります。

    1995年7月吉日

                                              北陸大学教職員有志一同

 

 

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