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平成9年11月25日

 

年末賞与 一律3.5カ月とし、一時金上乗せを提案

  適正な考課により、活力ある職場へ

 

師走を間近に控え、落葉した街路樹や道ゆく人々の装いが冬への移ろいを感じさせる頃となりました。学校法人はかねてより本俸ベースで平均2.85%(11,600円)アップの給与改訂、賞与は平均で年間6カ月の支給を提案していましたが、11月25日までの組合との話し合いで、新たに年末賞与において一律3.5カ月(夏は2.5カ月)としたうえで一時金を上乗せすることを提案しました。いずれも皆様の生活に直接影響する課題であり、1日も早い合意を目指しており、特に年末賞与は公務員の支給日である12月10日よりも早く支給したいと考えています。

 この一時金については、職員では人事考課のうえで算定する考えで、賞与の支給率では平均で0.15カ月強(約58,000円)となります。教員では人事考課を行わず、職員の平均支給額とほぼ同額を支給する考えす。

 今年の春闘相場は、日経連の調査で2.84%(8.846円)、石川県経営者協会の調査で2.69%(7,399円)となっており、本学はこれらを昇給率、金額ともに上回っています。本学の給与水準は、北陸地区の私立大学(医学部を除く)においてはトップに位置しており、週休2日制のスタートに伴い、経済的な面に加え、時間的なゆとりも増しています。

 人事考課は、客観的な評価により職員にやる気と自己目標を与え、また能力、資質に応じた人員配置、育成指導を行うことを目的としています。学校法人はあくまで考課を仕事への励み、能力開発といった職員にとってプラスになる制度としてとらえています。適正な評価に基づく昇給・昇任は、職員の意欲を高め、それが活気ある職場づくりにつながります。逆の視点に立てば、考課が行われずに、職務に熱心な職員とそうでない職員が横並びの待遇を受ければ、やってもやらなくても同じという不健全な意識が蔓延してしまいます。考課は魅力ある大学づくりのためには避けられない課題であり、実施に向けた皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。

 提案している給与改訂の内容は次のとおりです。

 

★教育職員  平均昇給額  平均昇給率

 60〜 才  11,000円   1,65%

 56〜59才  12,300円   1.99%

 50〜54才  11,600円   2.11%

 46〜49才  11,500円   2.34%

 40〜44オ  12,200円   2.79%

 36〜39才  14,800円   3.88%

 30〜34才  11,900円   3.89%

  〜29才  11,400円   4.81%

  平均  12,200円  2.64%

 

★一般職員  平均昇給率  平均昇給率

 55〜  才  9,200円  2.33%

 50〜54才  9,800円  2.54%

 45〜49才  10,600円  2.78%

 40〜44才  11,500円  3.12%

 35〜39才  12,800円  4.18%

 30〜34才  10,100円  3.71%

 26〜29才   9,800円  4.58%

  〜24才   9,800円  5.43%

    平均  10,600円  3.50%

 

★教育職員・一般職員合計

  平均 11,600円  2.85%

 

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